月夜野ファームが提供する冷凍マウスと冷凍ラットは、肉眼では見れない完璧なまでの安全性をお約束致します。
最近耳にする機会が多くなった言葉、「人畜共通伝染病ZOONOSIS」ご存じですか?「ZOONOSIS」とは、動物から人間へ感染する病気のことです。では、はたして「ZOONOSIS」にはどれくらいの種類があるのでしょうか?
WHOの規定している人畜共通感染症は124種類で、このうち国内で発生するものが約52種類小動物(いわゆるペット)から発生するものが約32種類と言われています。 こう考えると実に多くの危険にさらされていることになります。
エボラ、狂犬病により多くのペットの輸入が規制を受けニパウイルスによりコウモリ類全種類が規制を受けたのは記憶に新しいところです。 ほかにも、マールブルグ病、ブタ内在性レトロウイルス、ネズミから人へ感染する牛痘ウイルス、ネズミが感染源になったサル痘等、ペット業界を脅かす要因が急浮上して参りました。
また近年では、野生動物が発生源とされる「SARS」、そして今、国内問題になっている狂牛病「BSE」、鳥インフルエンザ等ペット関連者でなくても、身につまされる問題となっています。
このように非常に緊迫した状況下、ペットを飼育されている皆様におかれましては先行きの不安感はもとより、『現在飼育しているペットの食餌』 特に、『冷凍食餌』に多くの不安を寄せられるのは 当然の成り行きと思われます。
飼育時、既にネズミたちがウイルス、細菌類、リケッチア、クラミジア、真菌、寄生虫、プリオン等を保有していたのでは、冷凍処理を施したところで話になりません。 目に見えない恐怖は、いくらネズミの飼育舎内をきれいに清掃し、清潔に保ったとこ ろで 拭うことは出来ないのです。
「月夜野ファーム」では、この問題について真剣に取り組んで参りました。 |
*****ウイルス・細菌をシャットアウトした、ペットにも飼育者にも安全な高栄 養食餌***** |
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この言葉を常に念頭に置き、ペットと飼育者の安全と健康を最優先に考えた食餌作り に従事して参りました。
その結果生まれた冷凍食餌こそが、月夜野ファームオリジナル「SPFマウス」なのです。
ここまでやらなければ、安全を謳うことができませんでした。 ここまでやらなければ、皆様に安心を提供できませんでした。
しかし、ここまで実現することが出来たからこそ作り上げることが出来た「Specific Pathogen Free=病原菌を徹底排除したスペシャルマウス」 「SPFマウス」の制作の一端をご紹介いたします。
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すべてのウイルス、細菌類を死滅することが出来る温度=120℃まで蒸気を加圧上昇させ殺菌することができる「オートクレーブ」 という機械を使って殺菌・消毒を行います。 月夜野ファームでは、念のためさらに1℃高い121℃に温度を設定して使用しています。 この機械によって、マウスの食餌、床材など施設内に搬入する全ての物を殺菌消毒します。 しかし、人間がこの機械に入ることは当然出来ません。 そのため、管理者が施設内に立ち入る場合30分以上かけて薬浴を行い十二分に殺菌・消毒を施した後、 施設内に入ることが許されます。 外部から細菌やウイルスを絶対に入れない為の処置です。 |
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施設内に導入する空気も当然殺菌・消毒いたします。空気を内部に送り込む機械ですが 空気中の細菌やウイルスを殺傷するため途中に「空気焼却装置」が設けられています。また、飼育施設内部に入るためには2つの部屋を通り抜けなければならないのですが、各部屋の入り口には、空気を勢いよく吸い込み、細菌等を内部に持ち込まない為の「エアカーテン」が設けられ、エアによる吸引が終了するまで2番目の扉は開きません。 さらに、奥の部屋に進むにつれ気圧が高くなっています。 これは、空気は気圧の高い方から低い方に流れるため、外気を飼育施設内部に導かないための設計です。 こういった一つ一つの地道な滅菌対策が、SPFマウスのクオリティーを完成させています。 |
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冷凍マウスを製造している施設内部に行くには、先ほどお話したした通路以外から行くことはできません。 また、冷凍マウス製造施設の内部を見ることが出来るのも、2重サッシで開閉することのできないはめ殺しの窓のみとなっており、 冷凍マウス製造施設外との遮断を行っております。 |
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全てのケージには、滅菌した飲料水が流れるホースノズルがセットされています。 それらケージには、コロニーが形成されたマウスが収容されています。 先ほどもご紹介した通り、オートクレーブで殺菌・消毒したもの以外、中に持ち 込むことは絶対出来ません。 そのためカメラを飼育施設内部に持ち込むことが不可能であるため、窓ガラスにカメラを押しつけて、施設内部を撮影した映像です。 |
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SPFマウスの更に上を行く、腸内細菌さえも完全に除去された完全無菌状態のSuper SPFマウス専用の施設写真です。 外部から持ち込むマウスは、このドーム施設に収容し累代飼育を行います。累代飼育を繰り返し徐々に無菌状態へと移行させ、最終的に有益な腸内細菌のみを植え付け、メインの飼育・繁殖施設へと移動していきます。 |
このようなプロセスと、手間を惜しむことなく行うことによって、安全で、安心できる「SPFマウス」を皆様にお届けすることが可能となりました。
安心して愛すべきペットを飼育することが出来る・・・ こんな当然ともいえるペットライフを「月夜野ファーム」は真剣に取り組んでいます。